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往時の十三行常設展

皆様は、本館に足を踏み入れる前から、まるで当時の十三行に戾ったような気分になりませんか。山と海を象徴する建築群と、斜めに傾いて設計された八角塔、山をイメージした高くそびえる鋭角の打放しコンクリートの建築物は、考古現場が二度と元の姿には戻れないことと、十三行遺跡を救い出した当時の情況を隠喩しています。十三行遺跡発見のストーリーは、当時空軍パイロットが十三行上空を飛行した際に、羅針盤の異常に気づいたことから始まります。劇場式の展示から十三行の展示が始まり、見学者を館内へと誘い、十三行を体験させてくれるでしょう。十三行から出土した各種の重要文化財も展示され、その中で台湾にただ一つしかない「人面土器」なども含まれ、最も見学者に注目される展示物になっています。

 

展示品のテーマは下記の通りです。

 

 

テーマ① 十三行の発見:

博物館一階、ロビー左手から始まり、十三行遺跡の発見の過程を再現したもので、航空機と鉄くずの模型からなる双方向学習方式の展示設計です。民国四十四年(1955年)の秋、一人の空軍パイロットが観音山上空を飛行した際に、羅針盤の磁力の異常に気づき、鉄鉱脈を発見したものと思って、早速、地質学者の林朝棨氏らを伴って探索に来たところ、地面に鉄の塊と鉄くずが散乱していました。その後、それは台湾の先史時代の人類が製鉄を行った遺留品であると分かり、史前遺跡と断定され、この地名にちなんで「十三行遺跡」と名づけられました。この他に、このコーナーには十三行遺跡地層、考古学試掘坑現場模型、遺跡発掘ビデオなど、考古学についての知識を紹介しています。

 

テーマ② 十三行を救う:

1989年、政府は十三行遺跡に汚水処理場の建設計画を立てましたが、この計画は十三行遺跡を徹底的に破壊してしまうおそれがあるので、考古学者たちは反対の声をあげて遺跡の保存を呼びかけました。この事件には社会的にも大きな反響を呼び、十三行遺跡を救い出そうという運動が始まりました。本テーマは、台湾史上の重要事件を記録し、当時の文化保存と経済的発展との間の矛盾を浮き彫りにし、このような衝突が二度と起らないようにとの願いを込め、ここに展示しています。

 

展示には、当時の新聞の切りぬきや、映像記録、ショベルカー、抗議ポスターや試掘坑から出土した文化財の模型が陳列されて、あたかも見学者を発掘現場へと連れ戻し、当時のプレッシャーと無力感を肌で感じさせています。

 

テーマ③ 十三行を探索する:

このテーマでは主に八里の歴史的発展と地質変化を紹介しています。スペイン、オランダ統治時代に、八里には平埔族の集落「八里坌社」がありました。清朝統治時代に漢民族が移民してきて、この港町は北台湾を開拓する重要な拠点となり、隆盛を極めました。

 

八里の地質を地中深く掘って調査した結果、挖仔尾から十三行遺跡までの一帯は、一万年前は陸地でしたが、一万年前から六千年前にかけて地球の海面が上昇したために、水没したことが分かりました。それが約六千年前に、沈殿物が堆積して陸地となったことで、約1800年前に十三行人が大規模に定住するようになりました。近年、台北港の防波堤構築で、淡水河河口の南、防波堤の北の海岸に砂が急劇に堆積しました。人為的建築物が海岸線の変遷の一要因になっています。 

 

 

テーマ④ 十三行に入リ込む:

このテーマは円形のホールに、壁画風に絵を描き、考古学者の研究結果と合理的な推測と想像を結びつけて、十三行人の生計活動、交易、墓葬、工芸技術、服飾、家屋と集落など、各方面にわたる生活様式をあらわしたものです。

 

実際の十三行人の生活情景を真に迫らせるため、音響、照明、ナレーションなどの効果を駆使した劇場形式は、見学者の方々に十三行人の一日の生活が分かりやすく見ていただけるようになっています。

 

 

テーマ⑤ 十三行との出逢い:

この博物館の展示物の重点はこのテーマにあり、遺跡から出土された文化財がここに陳列されています。実際の文化財を展示することで、皆様に十三行人の生活の様子を想像してもらうことができます。展示内容は、文化財以外に、十三行人の墓葬や遺跡から出土した当時の情況に詳しい解説をつけて説明しています。また出土した人骨から復元した十三行人の容姿も、ここに陳列されています。

 

 

テーマ⑥ 十三行を知ろう:

このテーマは情報の提供と伝達を強調しており、これに興味をもっている方々がここで自発的に探索できるようになっています。

 

主な展示内容は、「文化層の複製―展示製作の記録」、「考古学発掘日記」、「十三行人の年代はどのように測定したか」、「台湾の平埔族」及び「台湾のオーストロネシア語族」などのドキュメンタリービデオの上映と、十三行人の狩猟、煉鉄篇などのアニメなどがあります。 

 

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